土砂搬入の経緯、重点捜査 盛り土会社元役員ら

家宅捜索に入った元幹部の関係先から押収物を運び出す静岡県警の捜査員ら=28日午後5時33分、神奈川県小田原市
家宅捜索に入った元幹部の関係先から押収物を運び出す静岡県警の捜査員ら=28日午後5時33分、神奈川県小田原市

静岡県熱海市の大規模土石流で県警が、起点となった土地への土砂搬入が始まった時期に不動産管理会社(神奈川県小田原市、清算)の役員だった人物を中心に、関係先を家宅捜索していたことが29日、関係者への取材で分かった。当初の計画を上回る量の土砂が運び込まれ長期間にわたり不適切な盛り土が続いていた疑いがあることから、今後、搬入の経緯に詳しい関係者から事情を聴くとみられる。

静岡県などによると、不動産管理会社は平成18年9月に土石流起点の土地を取得。19年3月に盛り土を市に届け出て、同4月に受理された。遅くとも21年6月には土砂搬入が始まったとみられる。元役員らは取材に、業務上過失致死の疑いで刑事告訴された同社元幹部の男性(71)が盛り土造成を主導したと話しており、県警はこうした説明の裏付けも進める。