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中国恒大、再び期限切れ直前に利払い 創業者は邸宅を抵当に

年末に向けて相次ぎ利払い期日を迎える中国不動産大手、中国恒大集団=9月、広東省深圳(ロイター)
年末に向けて相次ぎ利払い期日を迎える中国不動産大手、中国恒大集団=9月、広東省深圳(ロイター)

【北京=三塚聖平】中国メディアは29日、巨額債務で経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大(こうだい)集団が同日に猶予期限を迎える米ドル建て債の利払いを行ったと報じた。同日分については債務不履行(デフォルト)を免れたものの、年末に向けて相次ぎ利払い期日を迎えるため引き続き予断を許さない状況が続くとみられる。

恒大集団は、本来は9月29日が期日だった4750万ドル(約54億円)の利払いを実行せず、30日間の猶予期間に入っていた。同社は、今月23日が猶予期限だった別のドル建て債の利払いも直前になって履行している。事業売却が難航するなど、資金繰りは綱渡り状態が続いているとみられる。

中国メディアによると、中国政府は26日に不動産大手各社に対し、外貨建て社債の償還や利払いの確実な履行を求めていた。海外投資家からの懸念が強まっていたほか、10月上旬にはブリンケン米国務長官が、恒大問題の悪影響が世界経済全体に波及しないよう「責任ある行動」を中国政府に求めていた。

一方、香港メディアは29日までに、恒大集団創業者の許家印(きょかいん)氏が香港に所有する邸宅を抵当に入れたと報じた。これによる金融機関からの借入金は最大で3億香港ドル(約44億円)程度になるといい、恒大集団の債務返済に充てる考えとみられる。

米メディアは、中国当局が許氏に対し、債務削減のために個人資産を使うよう求めたと伝えていた。中国当局による圧力が強まっているとみられる。