熱中症搬送、平成27年以降最少 気温上がらず

総務省消防庁は29日、今年5~9月に熱中症で搬送されたのは、4万7877人だったとの確定値を発表した。比較可能な平成27年以降で最少。「気温がそれほど上がらず、例年であれば搬送者が多くなる梅雨明け直後も増えなかった」としている。

死者は80人だった。3週間以上の入院を必要とする重症は1143人で、短期入院が必要な中等症は1万6463人。65歳以上の高齢者が全体の56・3%を占めた。都道府県別では、東京が3446人で最も多く、大阪2844人、埼玉2702人と続いた。

熱中症の搬送者は例年、8月に増える。今年は停滞した前線の影響で雨が多く、35度以上の猛暑日を記録した地点がゼロの日も複数あった。平成27年以降で搬送者が最も多かったのは30年の9万5137人で、160人が亡くなった。