ライチョウ親が育て巣立ち 大町山岳博物館で23年ぶり

親鳥(左)に育てられ成長したニホンライチョウのひな=24日、長野県大町市(大町山岳博物館提供)
親鳥(左)に育てられ成長したニホンライチョウのひな=24日、長野県大町市(大町山岳博物館提供)

長野県大町市の大町山岳博物館は29日、7月にふ化したニホンライチョウ雌のひな1羽を、親鳥に任せて巣立たせることに成功したと発表した。同館でひなが親鳥による抱卵後にふ化し、さらに親鳥に育てられ成長する自然繁殖の確認は1998年以来、23年ぶり。

同館によると、卵を産んだ雌とは別の雌が卵を温め、ふ化後もその雌が「親鳥」として育てた。親鳥は羽でひなを守る行動が見られていた。現在はひなが別行動を取るようになったという。

親鳥に育てられ成長したニホンライチョウのひな=24日、長野県大町市(大町山岳博物館提供)
親鳥に育てられ成長したニホンライチョウのひな=24日、長野県大町市(大町山岳博物館提供)

ひなは体長約30センチ、体重約490グラムになり、成鳥と同程度の大きさに成長。目とくちばしの間が白い雌の特徴が見られ、特有の鳴き声を発し始めている。