「紀の国わかやま文化祭」30日に開幕

「紀の国わかやま文化祭」の開会式が行われる和歌山ビッグホエール=和歌山市
「紀の国わかやま文化祭」の開会式が行われる和歌山ビッグホエール=和歌山市

国内最大級の文化の祭典「紀の国わかやま文化祭2021」(第36回国民文化祭)が30日、和歌山県内で初めて開幕する。11月21日までの期間中、県内各地を会場に音楽や演劇など約160の文化イベントを予定している。大会キャッチフレーズは「山青し海青し文化は輝く」。

開会式は、和歌山ビッグホエール(和歌山市手平)で開かれる。元体操選手で2012年ロンドン五輪代表の田中理恵さんが総合司会を務め、歌舞伎役者の尾上菊之助さんや歌手の坂本冬美さんら著名人も多数出演。映像や演奏、合唱などで盛り上げる。

新型コロナウイルス対策などのため、事前に応募した観覧者のみ入場できる。開会式には天皇陛下がオンラインで臨席される。午後2時55分からNHK総合で中継される。

期間中、生誕90年を迎えた和歌山市出身の人気作家・有吉佐和子の顕彰イベントや、江戸時代の安政南海地震の際、実業家・浜口梧陵(ごりょう)が稲の束に火をつけ津波到来を村人たちに知らせて避難させた「稲むらの火」の新作オペラなどを予定。

世界遺産をテーマとした高野山シンポジウムや熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を会場にした音楽祭も開かれる。

仁坂吉伸知事は「いよいよ開幕が迫り、わくわくするような気分。県内外の方も参加していただき、この機会に和歌山で文化の秋をじっくり楽しんでほしい」と話している。

イベント内容は、専用ホームページや、県庁や市町村役場などで配布している公式ガイドブックでも紹介している。問い合わせは実行委員会事務局(073・441・2417)。