「正気の沙汰でない」統合案に怒号 関西スーパー総会

関西ス-パーの臨時株主総会会場に入るオーケーの二宮涼太郎社長=29日午前、兵庫県伊丹市(前川純一郎撮影)
関西ス-パーの臨時株主総会会場に入るオーケーの二宮涼太郎社長=29日午前、兵庫県伊丹市(前川純一郎撮影)

関西スーパーマーケットが阪急阪神百貨店を運営するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの統合案を諮る臨時株主総会が29日午前、兵庫県伊丹市内のホテルで行われた。統合案に関する説明に対し、会場では怒号が飛び交い、開始後1時間半以上がたった午前11時40分現在も、終了のめどはたっていない。

総会は関西スーパーの福谷耕治社長による説明後、株主との質疑応答に移った。

統合議案に反対の立場という男性株主は自己資本比率に触れ、「大変優良な関西スーパーがなぜボロ会社と統合しないといけないか。経営統合は正気の沙汰でない」などと繰り返し批判。「ボロボロの会社と統合はあり得ないことで、経営陣は保身に動いている」と主張すると、会場から拍手が起きた。

福谷社長は「不規則発言は止めてください。円滑な議事運営にご協力を」と繰り返した。

一方、関西スーパーの店舗の愛用者でもあるという男性株主は「経営統合しても安心でなく、競合店に負けないよう積極的に頑張ってほしい」とエール。

福谷社長は謝意を示した上で、「10、20年後のあるべき姿として、地域に愛され、従業員には働きがいがあり、地域貢献できるスーパーを目指す。今後の少子高齢や人口減少で近畿の小売状況は厳しいが、統合後の3スーパーが支持いただけるよう全身全霊で取り組む」と述べた。

株主から統合後の経営ビジョンについて問われた福谷社長は「将来性豊かなワクワク感たっぷりのスーパーができる。関西スーパー、(H2Oの子会社である)阪急オアシス、イズミヤは関西で地域密着型企業として成長してきた」と強調。

「関西でさまざまなブランド価値を高め、従業員一丸で対応し必ず成長できる。シナジー効果を出しながら地域ニーズをとらえ、従業員が笑顔で働ける環境も整える。利益が獲得できるよう全身全霊で取り組むので株主のみなさまは期待してほしい」と訴えた

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