産経抄

10月29日

プロ野球の順位予想は難しい。開幕直前のサンケイスポーツを開くと、セ・リーグでは7人の専属評論家全員が、巨人を1位に推していた。2001年のヤクルトの優勝監督、若松勉さんは、さすがに古巣に言及するものの「期待を込めて」3位である。

▼パ・リーグでは、元楽天監督の大久保博元さんがオリックスを「面白そう」としながらも4位の予想だった。サンスポのみならず、野球評論家で、ヤクルトとオリックスのリーグ優勝を言い当てた人は皆無だったはずだ。なにしろ両チームとも、2年連続最下位からの快挙である。

▼昭和35年、前年まで6年連続リーグ最下位だった当時の大洋を日本一に導いたのが、三原脩監督である。すでに西鉄の黄金時代を築き名将の名をほしいままにしていた。ただ「三原マジック」の言葉が生まれたのはこのシーズンからだ。選手個々の長所をつなぎ合わせて、1プラス1を3にも4にもする戦法を指していた(『三原脩の昭和三十五年』富永俊治著)。

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