米兵器開発「遅く官僚的」 軍高官、対中で危機感

米軍制服組ナンバー2のハイテン統合参謀本部副議長(共同)
米軍制服組ナンバー2のハイテン統合参謀本部副議長(共同)

米軍制服組ナンバー2のハイテン統合参謀本部副議長は28日、中国の軍備増強が現在のペースで続けば軍事力で米国を上回るとの認識を示し、米国の兵器開発は「信じられないぐらい官僚的で遅い」と危機感を表明した。首都ワシントンで開かれた国防担当の記者団との懇談会で語った。

中国の急速な軍拡への対処について「米国だけなら5年で問題に直面するが、同盟国と共に取り組めばしばらくは大丈夫だ」と述べ、日本などと連携して技術開発速度を上げる必要があると強調。英紙が報じた、中国による今夏の極超音速兵器の発射実験については「行われた」と情報を確認した上で「とても懸念される状況だ」と述べた。

ハイテン氏は、米国が当初、極超音速兵器開発で世界をリードしていたものの、初期の実験失敗により計画は一時中止に追い込まれたと指摘。「『失敗は悪』と見なすようになった。開発速度を取り戻すにはリスクも冒す必要があり、失敗から学ぶことが重要だ」と懸念を示した。(共同)