褒章推薦のため文書偽造 「寄付くれるから…」 大阪・枚方市

大阪府枚方市は29日、団体役員を褒章の候補者として推薦するため寄付金の領収書の宛名を偽って作成したとして、観光にぎわい部の男性部長(58)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。部長は「多額の寄付をしてくれる市民に感謝の意を表すため、不適正な事務処理をしてしまった」と話している。

市によると、昨年11月に市民の男性が代表理事を務める一般財団法人(大阪市北区)から2億円の寄付があり、財団宛ての領収書を発行。部長は私財を寄付した個人に授けられる紺綬褒章の候補者として男性を推薦するため「財団が領収書を紛失した」と偽り、部下に男性宛ての領収書を作成させた。

市は領収書の控えを添えて男性を推薦する書類を国に提出したが、市内部のチェックで不正が判明。今年6月に推薦を取り下げ、財団に謝罪した。市は平成29年にこの男性から1億円などの寄付を受けていたが、紺綬褒章の推薦を失念していたという。