世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)が29日、オンラインで会見し、12月14日に東京・両国国技館で防衛戦を行うと発表した。国内での試合はノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちした2019年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝以来。井上尚は「日本でできることに喜びを感じながら、いい調整をしていきたい。すごく気合が入っている」と意気込んだ。
挑戦者はIBF同級6位のアラン・ディパエン(タイ)で、井上尚にとってはWBAが6度目、IBFは4度目の防衛戦となる予定。戦績は28歳の井上尚が21戦全勝(18KO)、30歳のディパエンが14戦12勝(11KO)2敗。同じ興行で世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級タイトルマッチも行われ、同級1位の谷口将隆(ワタナベ)が王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)に挑む。