台湾空域に中国軍武装ヘリ初飛行  東沙制圧訓練か

台湾の国防部(国防省に相当)は28日までに中国軍の武装ヘリコプターと輸送ヘリコプターが26日に台湾南西の防空識別圏に進入したと発表した。台湾の防空識別圏への同種ヘリ進入が確認されたのは初という。

台湾の邱国正国防部長(国防相)は28日、立法院(国会)での答弁で、中国軍のヘリ進入は降下訓練の一環で、台湾が実効支配する東沙諸島の制圧を狙ったものだとの見方を示した。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(英語版)はヘリの投入で、上陸作戦に「より多くの戦術的選択肢を提供できる」との軍事専門家の見解を紹介。この専門家は、台湾南西の空域を「人民解放軍が掌握している」と主張した。

防空識別圏に入ったのは武装ヘリを含め、戦闘機「殲16」2機など計7機。中国は昨年から連日のように軍用機を進入させており、今年だけで延べ680機超となった。(共同)