一足先に国政へ審判 東京・練馬の高校で模擬投票

衆院選の模擬投票に臨む富士見中学・高校の生徒ら=28日午後3時半ごろ、練馬区(内田優作撮影)
衆院選の模擬投票に臨む富士見中学・高校の生徒ら=28日午後3時半ごろ、練馬区(内田優作撮影)

31日の衆院選投開票を前に、東京都練馬区の私立富士見中学・高校で28日、実物の投票記載台や投票箱を使った模擬投票が行われ、中1~高3の生徒約700人が参加し、「一票」を投じた。

模擬投票には区選挙管理委員会が協力。生徒らは自分が住む選挙区の候補者や政党に投票し、衆院選と同時に行われる最高裁裁判官国民審査も行った。初めて書く投票用紙を念入りに確認したり、不慣れな手つきで投票箱に入れたりする様子がみられた。

参加した高校3年の千葉真結さん(18)は、初めての〝投票〟に「自分の一票が国政に反映されると思うと責任を感じた」と話し、3年の中村彩英さん(18)は「若い世代の視点を投票に生かしたい」と力を込めた。

選挙権は平成28年から18歳以上に拡大されたが、前回の29年衆院選では、年代別投票率(総務省調べ)は20代が一番低い33・85%、10代は2番目に低い40・49%にとどまり、若年層への働きかけが課題となっている。区選挙管理委員会の佐々木准一情報啓発係長は「生徒が模擬投票をきっかけに、報道や選挙公報に触れることで、政治への関心が高まれば」と期待を寄せた。