掘削工事の先端で崩落 岐阜のリニアトンネル事故

崩落事故があったリニア中央新幹線瀬戸トンネルの非常口付近=28日午前、岐阜県中津川市
崩落事故があったリニア中央新幹線瀬戸トンネルの非常口付近=28日午前、岐阜県中津川市

作業員2人が死傷した岐阜県中津川市のリニア中央新幹線瀬戸トンネル事故で、非常口トンネルを地上から斜め下に約70メートル掘り進めた先端の地点で崩落が発生したことが28日、JR東海への取材で分かった。事故があったのは、本線トンネルへの資材搬入などに使う斜坑部分で、同社は掘削の際に表層の土砂などが崩れる「肌落ち」が起きたと国土交通省に報告。事故原因の調査を続けるとし、トンネル工事は再開のめどが立っていない。

県警は2次災害の恐れがあるため午前中はトンネル内に入らず、午後に実況見分を行う予定。業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、工事関係者に話を聞くなどして当時の状況を調べている。

国交省は28日、JR東海に対し、原因究明を徹底し、再発防止策を講じるよう口頭で求めたことを明らかにした。

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