原発新増設は「おのずから必要に」 関電社長

記者会見する関西電力・森本孝社長(中央)=28日午後、大阪市北区
記者会見する関西電力・森本孝社長(中央)=28日午後、大阪市北区

関西電力の森本孝社長は28日、記者会見で、22日に閣議決定したエネルギー基本計画に原発の新増設やリプレース(建て替え)が盛り込まれなかったことにふれ、「安定供給を果たすため、おのずから必要になるという思いは変わっていない」と述べた。

基本計画では「原発依存度の可能な限りの低減」という方針が示されているが、森本社長は「できるだけ早く、(原子力を)持続的に活用していくことを国として明確にメッセージを出すことを期待している」とも注文を付けた。一方で小型モジュール炉(SMR)などの開発支援が記載されたことは「選択肢、可能性として示されたことは励みになる」と評価した。

さらに、今冬の電力需給が厳しい見通しながらも安定供給の水準を上回ることを踏まえ、「原子力がしっかり稼働するのは、安定供給の上で大変重要な役割を持つ」とも強調した。

関電が28日発表した令和3年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比15・6%減の931億円で、減収減益だった。新電力との競争激化や燃料価格の上昇などが影響した。