メルカリ、物流事業に参入 子会社新設 発送ポスト8千カ所設置へ

メルカリが設立した物流事業子会社メルロジの野辺一也最高経営責任者=28日、東京都港区
メルカリが設立した物流事業子会社メルロジの野辺一也最高経営責任者=28日、東京都港区

フリーマーケットアプリ大手のメルカリは28日、物流事業を担う100%子会社のメルロジを同日設立して物流事業に参入したと発表した。メルカリのアプリに出品した商品の発送拠点の新設や、梱包(こんぽう)せずに商品を発送する新サービスなどを行う。発送の利便性向上で新規利用者を増やすことなどが狙い。

新たな自社発送拠点として、出品者が無人で発送できる専用ポスト「メルカリポスト」を現状の1千カ所から令和6年までに8千カ所にするほか、スタッフが発送や梱包をサポートする専用店舗「メルカリステーション」も増やす。メルカリの商品の発送拠点は現在は8割がコンビニからで、「メルカリの荷物でコンビニの運営に負荷を与えていると認識している」(メルロジの進藤智之最高執行責任者)。自社拠点を増やすことでコンビニの負荷軽減を図る。

さらに、発送拠点からは商品を梱包せずにそのまま発送する「梱包レス配送」や、靴などの中古品を発送前に修理するサービスも専門業者と提携して来年春をめどに提供を開始する。料金体系は11月から始める実証実験の結果を元に決めるが、人件費のかからないメルカリポストからの発送は従来の配送料より値下げすることも視野に入れる。

自社拠点の展開について、野辺一也最高経営責任者(CEO)は「既にメルカリポストの設置を進めているNTTドコモの携帯電話販売店内など、さまざまな既設の店舗と協力して設置を進めたい」と話した。