阪大生が講義で模擬投票 「面白さ」伝える教員に

模擬投票を前に、各政党の公約について調べた結果を発表し、議論する学生=27日、大阪府豊中市の大阪大豊中キャンパス
模擬投票を前に、各政党の公約について調べた結果を発表し、議論する学生=27日、大阪府豊中市の大阪大豊中キャンパス

衆院選の投開票日(31日)が迫る中、大阪大豊中キャンパス(大阪府豊中市)で社会科、公民科の教員を志す学生が、主権者教育の方法を学んでいる。講義を担当する同大大学院人間科学研究科の佐藤功教授(主権者教育)は「政治に関わることは面白いことなのだと子供たちに伝えられる教員を、教育現場に送り出したい」と話している。

教員志望の学生約40人が主権者教育を自ら体験する「公民科教育法Ⅰ」。政党ごとの政策を調べ、模擬投票をするなどして選挙の意義を考える。

学生らはまず、班ごとに各政党の候補者や広報担当者らに政策を取材し、コロナ▽女性活躍▽若者政策▽憲法-といった項目ごとに発表。28日には実際の選挙で使用される投票箱を使い、模擬投票を行った。衆院選の投開票が終了した後に結果を公表し、分析も行う予定だ。

選挙権が18歳以上に拡大した直後と比べ、18歳の投票率は下降傾向。高校生への主権者教育が必要などとして、社会とどう関わるかを学ぶ「公共」が来年度から高校の必修科目となる。参加した文学部1年、河野歩実さん(18)は「授業を通じて各党の政策の意図が理解できた」と話し、こうした授業を自分が行うさまをイメージしていた。