G大阪、今季の無冠が決定 松波監督「悲観すべきではない」

浦和に敗れ、肩を落とすG大阪イレブン=パナスタ
浦和に敗れ、肩を落とすG大阪イレブン=パナスタ

クラブ創設30年の節目のシーズンだったG大阪だが、27日にパナソニックスタジアム吹田で行われた天皇杯全日本選手権の準々決勝で浦和に0-2で敗れ、無冠が決まった。松波監督は「(相手に)ワンチャンスを決められ、2点目も失って悪い状況になってしまった」と悔しがった。

23日のJ1リーグ鳥栖戦では、相手を上回るハードワークで白星を飾ったG大阪。しかし、この日は攻撃面での積極性は見せたが、中盤で効果的にボールを拾えず、後手に回った。

前半10分、GK東口のゴールキックをうまくつなげずにボールを失うと、逆襲で守備ラインの裏に抜け出たユンカーに先制点を許した。「嫌だったカウンターでやられ、もったいなかった」と井手口。同42分には左サイドからのクロスを江坂に頭で折り返され、駆け上がったフリーの関根に追加点を奪われた。

16日のJ1リーグでは1-1で引き分けた浦和に零封負け。これで、アジア・チャンピオンズリーグ、YBCルヴァン・カップに続いて天皇杯全日本選手権も敗退し、残るは13位につけるJ1リーグのみ。残留に向け、指揮官は「残念な結果だが、内容的には悲観すべきではない。切り替えてリーグ戦に臨みたい」と強調した。(北川信行)


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