連合東京がリアルパワー? 安住氏が合同演説で和解

立憲民主党候補の応援演説を行う安住淳国対委員長(左)と連合東京の杉浦賢次会長(右)=27日午後、東京都内(田中一世)
立憲民主党候補の応援演説を行う安住淳国対委員長(左)と連合東京の杉浦賢次会長(右)=27日午後、東京都内(田中一世)

立憲民主党の安住淳国対委員長は27日、東京都内で、連合東京の杉浦賢次会長とともに衆院選の立民新人の応援演説を行った。安住氏は7月、都議選をめぐり共産党を「リアルパワー」と呼び、共産との共闘を否定する連合東京に苦言を呈し、連合東京の反発を受けた。この日の街頭演説では連合東京とタッグを組んで衆院選勝利を目指す姿勢を強調した。

安住氏は、先の参院静岡選挙区補欠選挙で連合、立民、国民民主党の3者が一丸となって「巨大な自民党に打ち勝てた」と指摘し「これをこの選挙区で実現したい」と強調。「私は勝つためなら何でもやり、たまに連合東京の皆さんにご迷惑をかけている」とも語った。

杉浦氏は「安住氏から『連合東京は特殊でリアルパワーがない』といわれたが、連合東京のリアルパワーをしっかり発揮したい」と訴えた。さらに「(同選挙区で)自民と共産には負けず、立民候補の勝利を目指す」ないと強調した。

両氏は最後にグータッチし、「和解」を演出した。

会員限定記事会員サービス詳細