迫力欠いた阪神打線 最終戦零封で優勝逃す

【阪神ー中日】最終戦を終え、ファンにあいさつする阪神の矢野監督ら=10月26日、甲子園球場(甘利慈撮影)
【阪神ー中日】最終戦を終え、ファンにあいさつする阪神の矢野監督ら=10月26日、甲子園球場(甘利慈撮影)

阪神は26日に甲子園で臨んだ中日とのレギュラーシーズン最終戦で零封を喫し、16年ぶりの優勝はかなわなかった。

1点先制を許した二回、大山の中前打と暴投などで迎えた2死一、二塁の場面。矢野監督は「勝つしかうちはチャンスがほぼないから」と、打順が回ってきた投手の青柳に代打小野寺を送ったが遊直に倒れた。

「うちは現状、がんがん点を取ってというチームじゃない」と矢野監督。打線に迫力を欠く現実を最後の試合でかみしめることになった。

チームには、リーグ最多の178安打を放った近本、13勝を挙げた青柳、42セーブをマークしたスアレスらがおり、着実に力をつけてきた。11月に迎えるクライマックスシリーズ(CS)でもう一度チャレンジする。(上阪正人)

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