今季限りで退任となったプロ野球ソフトバンクの工藤公康監督(58)が27日、ペイペイドームで記者会見に臨み、「幸せな7年間を過ごすことができた。野球人としてたくさんの方に支えていただいたことを心から感謝している」と穏やかな表情で話した。
2年契約の2年目だった今季はパ・リーグ連覇と5年連続日本一を目指したが、千賀滉大投手ら主力のけがが響き、就任7年目で初めてクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。チームは8年ぶりの4位だった。
工藤監督は1年目の2015年にリーグ優勝して日本シリーズを制覇。17年、20年にもリーグ優勝、18、19年はリーグ2位からCSを勝ち上がり、4年連続の日本一に導いた。レギュラーシーズンの監督通算成績は558勝378敗42分け、勝率5割9分6厘だった。