軽石の漂流状況公開 海保、船舶に警戒呼び掛け

沖縄本島沖を漂流する軽石=26日午前(第11管区海上保安本部提供)
沖縄本島沖を漂流する軽石=26日午前(第11管区海上保安本部提供)

海底火山噴火で生じたとみられる大量の軽石が沖縄県の海岸に漂着している問題で、第11管区海上保安本部(那覇)は27日、ホームページで漂流状況の公開を始めた。軽石による船のエンジントラブルが頻発しており、各海域の航空写真などを掲載し警戒を呼び掛ける。主に航空機を使い、不定期にパトロールする。

11管の一條正浩本部長は27日の記者会見で「船舶は見張りを強化して軽石を迂回し、頻繁にこし器(エンジン冷却水のフィルター)を確認してほしい」と注意を求めた。小さい船は取水口が水面に近いため、大型船より軽石を吸い込むリスクが高いという。

沖縄本島沖を漂流する軽石=26日午前(第11管区海上保安本部提供)
沖縄本島沖を漂流する軽石=26日午前(第11管区海上保安本部提供)

沖縄県では23日、本島沖で訓練中の巡視艇(100トン)が、軽石をエンジンの冷却装置に吸い込み航行不能になった。

県によると、漁船約750隻が漁に出られなくなる影響が出ている。

沖縄本島周辺で確認された軽石=26日午前(第11管区海上保安本部提供)
沖縄本島周辺で確認された軽石=26日午前(第11管区海上保安本部提供)