野上「申し訳なさと感謝」 故障に泣いた現役に別れ

引退会見で花束を手に笑顔を見せる巨人・野上亮磨=ジャイアンツ球場(撮影・福島範和)
引退会見で花束を手に笑顔を見せる巨人・野上亮磨=ジャイアンツ球場(撮影・福島範和)

今季限りで現役を引退する巨人の野上亮磨投手(34)が27日、川崎市のジャイアンツ球場で記者会見し、巨人に在籍した4年間を「けがばかりだった。迷惑を掛けたので、申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちです」と神妙な面持ちで話した。

2019年10月の左アキレス腱断裂から復帰し、今季2年ぶりに1軍登板を果たしたが5月に右肩を痛めて戦線離脱。その後は登板がなく「投げたかったという気持ちは別にない。ただ、今は腕を振るのが怖い」と話し、2週間ほど前に引退の決意を固めたという。

鹿児島・神村学園高から日産自動車を経て、09年にドラフト2位で西武に入団。17年オフに巨人にフリーエージェント(FA)で移籍した。通算成績は254試合に登板して58勝63敗4セーブ、防御率4・03だった。

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