運転差し止め認めず 島根原発から遠く重大な被害なし

広島地裁=広島市中区
広島地裁=広島市中区

中国電力島根原発(松江市)で事故が起きれば重大な被害が生じるとして、さいたま市の無職男性と、福井県小浜市の住職の男性が運転差し止めを求めた訴訟で、広島地裁は27日、請求を棄却した。

大森直哉裁判長は国の試算などを踏まえ、島根原発で東京電力福島第1原発事故と同様の事故が起きたとしても、島根原発から250キロ以上離れた場所に住む原告らに重大な被害が生じる具体的な危険は認められないと判断した。

島根原発は1号機が廃炉作業中。2号機は9月に原子力規制委員会の審査に合格し令和4年度内に安全対策工事を終える予定で、再稼働は工事完了以降となる。3号機は新規稼働に向けた審査を申請した。