台湾の若者ら第1原発視察 福島の復興状況視察

東京電力福島第1原発を視察する「福島前進団」のメンバーら=26日午後、福島県大熊町(代表撮影)
東京電力福島第1原発を視察する「福島前進団」のメンバーら=26日午後、福島県大熊町(代表撮影)

福島県と台湾の交流拡大を目指す「福島前進団」に参加する国内在住の台湾人5人が26日、東京電力福島第1原発を視察し、事故に伴う汚染水から放射性物質を取り除く工程や処理水の性質について学んだ。

同県川内村のNPOが、正しい情報を発信し、台湾で続く福島県など日本産食品の禁輸の解除につなげようと企画した。台湾人らは原発がある双葉郡内に分散して1週間ほど滞在し、魅力や復興状況を発信する。

東京電力福島第1原発で、処理水が入ったボトルを見つめる「福島前進団」のメンバーら=26日午前、福島県大熊町(代表撮影)
東京電力福島第1原発で、処理水が入ったボトルを見つめる「福島前進団」のメンバーら=26日午前、福島県大熊町(代表撮影)

2023年春ごろ処理水の海洋放出が始まるが、国内外で懸念が出ている。国の担当者は「流すのは汚染水ではなく(大部分の放射性物質を取り除いた)処理水だ。処理水から出る放射線は弱い」と強調した。

処理水が入ったボトルを真剣に見つめていた馮詩媛さん(26)は「こんなに透明だとは思わなかった。インターネット情報は事実かどうか不明な部分があるので、ここで見聞きしたことを写真も使いながら伝えたい」と話した。