「英霊の真情後世に」長崎県護国神社に特攻隊員慰霊碑

特攻隊員として亡くなった戦没者の慰霊碑を除幕する関係者ら
特攻隊員として亡くなった戦没者の慰霊碑を除幕する関係者ら

先の大戦で特攻隊員として亡くなった戦没者の慰霊碑「あゝ特攻勇士の像」が長崎市城栄町の長崎県護国神社に建立され、26日、除幕式が開かれた。約100人があらためて、散華していった英霊たちの冥福を祈った。

建立された慰霊碑「あゝ特攻勇士の像」
建立された慰霊碑「あゝ特攻勇士の像」

全国の護国神社などに同様の慰霊碑の奉納計画を進める公益財団法人特攻隊戦没者慰霊顕彰会の呼び掛けに応じ、長崎の有志らでつくる特攻隊戦没者慰霊碑建立実行委員会(委員長、反田邦彦・ホテルニュータンダ社長)が建立した。これまで九州・山口各県でも鹿児島県や福岡県、大分県、山口県で慰霊碑が建立されている。

今の日本の平和と繁栄は先の戦争で国の将来や肉親の生命を守るため散華していった前途有為な青年たちの尊い犠牲の上に享受されていることを後世に伝えていくのが目的で、今年が先の大戦の開戦から80年の節目を迎えることもあり、歴史的な事実を広く語り継ぐ意味も込めた。

除幕式では、同実行委員長の反田氏が「国家、国民の安寧と家族や愛する人々の幸せを念じて、生還しえない戦地へと赴かれた英霊の真情を後世に伝えていきたい。そして日本の誇り高い歴史を胸に刻み、世界の恒久平和のために貢献していくことが『後に続く者を信じる』と言う英霊たちの負託に応えることと信じている」と挨拶。特攻隊員の立像と「あゝ特攻」と記した碑文が入った慰霊碑がお披露目した。詩吟や剣舞なども披露された。

また、長崎県の中村法道知事は「戦争の風化が課題となる中、私たちが引き続き平和な世界を築くためにも、先の大戦から学んだ教訓を胸に刻み、語り継いでいかなければいけない」と述べた。