セ・リーグは26日、優勝へのマジックナンバーを「2」としていた首位ヤクルトが横浜スタジアムでのDeNA戦に5―1で快勝し、2位の阪神が甲子園球場で中日に0―4で敗れたため、ヤクルトの6年ぶり8度目の優勝が決まった。昨季まで2年連続で最下位だったが、阪神と最後まで競り合い、141試合目で優勝を果たした。
高津監督は就任2年目。米大リーグでプレーした日本選手として初の優勝監督となった。前年最下位からの優勝はセ、パ両リーグに分立した1950年以降、6度目。
ヤクルトは2年連続でチーム防御率が12球団ワーストを記録していた投手陣の立て直しに成功。村上を中心にした打線とかみ合い、逃げ切った。
セは昨季、新型コロナウイルス禍のためにクライマックスシリーズ(CS)の実施を見送ったため、今季は2年ぶりの開催。ヤクルトは11月10日に始まるファイナルステージ(6試合制)から出場し、15年以来の日本シリーズ進出を目指す。