来年2月に開催される北京冬季五輪の大会組織委員会は25日、選手や大会関係者に適用する新型コロナウイルス感染防止策の規則集「プレーブック」の初版を公表した。ワクチン未接種の参加者には選手も含めて北京到着後21日間の隔離を義務化した。ワクチン接種を重視した内容で、今夏の東京大会から厳格化した。来年3月のパラリンピックでも用いる。
東京大会で得た知見や世界保健機関(WHO)の助言を反映。東京大会では「可能な限り不織布マスクの使用を推奨」にとどまっていたマスクは医療用の着用を求め、4日に1度の検査だった一部の報道関係者やボランティアにも毎日の検査を求めた。受診が必要となる体温も37・5度から37・3度に引き下げた。第2版は12月に公表する。