経営者強殺、一部否認 ベトナム人の男、前橋地裁

前橋地裁=前橋市大手町
前橋地裁=前橋市大手町

昨年9月、前橋市のラブホテルで経営者の女性を刃物で刺して殺害し、現金を奪ったなどとして、強盗殺人と詐欺の罪に問われたベトナム国籍の無職、レ・チュオン・ズオン被告(31)の裁判員裁判初公判が25日、前橋地裁(山崎威裁判長)で開かれ、被告は強盗殺人罪の起訴内容について「刺したのは事実だが、殺すつもりはなかった」と述べ、一部を否認した。 被告は強盗殺人事件前の別件の詐欺罪についても「だますつもりはなかった」と話した。弁護人は、被告は事件後、交番を訪れており、自首が成立すると主張した。

起訴状などによると、ズオン被告は昨年9月10日午前9時50分ごろ、前橋市富士見町皆沢のホテル「ポエム」で、経営者、堀越つる子さん=当時(71)=の左背中を刺して失血死させ、事務所にあった現金約5万5千円を奪った他、同3日、群馬県大泉町から前橋市までタクシーに乗車し、料金約1万2千円を支払わなかったとしている。