オリ、集大成の最終戦でV前進 完封の山本「信じて待つ」

【楽天ーオリックス】レギュラーシーズン最終戦で楽天に勝利し、笑顔でタッチを交わす山本(右から3人目)らオリックスナイン=10月25日、楽天生命パーク
【楽天ーオリックス】レギュラーシーズン最終戦で楽天に勝利し、笑顔でタッチを交わす山本(右から3人目)らオリックスナイン=10月25日、楽天生命パーク

2年連続の最下位から優勝争いを演じるまでに躍進した今季のオリックス。25日に楽天生命パーク宮城で行われたレギュラーシーズン最終戦の楽天戦は、エースの完封劇で締めくくった。球団新記録の15連勝で18勝目を挙げた山本は、優勝の可能性を広げた快投に「大事な試合だった。必死に投げた」と笑顔で語った。

楽天の先発は田中将。金メダルを獲得した東京五輪でともに戦った大投手と投げ合う緊張感さえも「わくわくした」と力に変えた。立ち上がりから155キロのストレートを連発。「いい感じに腕が振れた」。八回を終えて球数は114球を数えたが、高山投手コーチから「決着をつけてこい」と九回のマウンドにも送り出され、今季4度目の完封を達成。中嶋監督は「しんどいゲームでしっかりゼロに抑えた。すごいピッチングだった」と絶賛した。

バックにも助けられた。六回2死二塁のピンチ、浅村の安打性の当たりを紅林が三遊間の深い所で追い付いてアウト。2年目の19歳は2本の適時打も放った。九回1死二、三塁からは、安達が鮮やかな2ランスクイズでダメ押し点。チームがスローガンに掲げる「全員で勝つ」。その集大成といえる快勝だった。

優勝の行方は27日以降に3試合を残すロッテの結果次第。最多勝や最優秀防御率など、先発投手が手にできるタイトルの独占をほぼ確定させた背番号18は充実感をにじませながら「相手の結果待ちになってしまったが、信じて待とうと思う」とうなずいた。(鮫島敬三)

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