内村ふわり、会心の着地「これ以上ない。やりきった」

子種目別鉄棒決勝で「ブレトシュナイダー」を決める内村=北九州市立総合体育館(代表撮影)
子種目別鉄棒決勝で「ブレトシュナイダー」を決める内村=北九州市立総合体育館(代表撮影)

体操の世界選手権最終日は24日、北九州市立総合体育館で種目別決勝後半が行われ、男子の鉄棒で2015年大会覇者の内村航平(ジョイカル)は14・600点で6位だった。

そこだけ時間がゆっくり流れたかのように、内村はふわりとマットに舞い降りた。微動だにしない着地。「会心の一撃を出せた。衝撃、音を覚えている。久々でしたね。リオ(五輪)のときに近かった」。本人も納得顔だ。

冒頭のH難度の離れ技・ブレトシュナイダーでバーに近づき、肘が曲がるなどしたが、大きなミスなく演技を通した。14・600点の6位。「もう、これ以上ない。やりきったというのが正直な気持ち」。東京五輪の後、心身のコンディションがなかなか上がらず、うまく練習を積めない中、できることはやった。

館内から大きな拍手を浴びた32歳は「結果が全てじゃないんだなというのを知れた気がする」という。体操を「自分が自分であることを唯一、証明できること」と表現したうえで、現役続行については「ゆっくり休んでいろんなことを考えたい。今、決めることではない」と語った。(宝田将志)