「世界で最も危険な麻薬密売人」逮捕 南米コロンビア

【ニューヨーク=平田雄介】南米コロンビア政府は23日、麻薬密売組織「クラン・デル・ゴルフォ」の首領、ダイロアントニオ・ウスガ容疑者(50)を逮捕したと発表した。ロイター通信が伝えた。約3800人の手下を従え年間180~200トンのコカインを密売していたといい、同政府は「世界で最も危険な密売人」と成果を強調した。

ウスガ容疑者はコカインを大量に米国へ輸出した疑いのほか、警察官や200人を超える治安部隊の要員殺害、児童を性的虐待した疑いなどもあるという。

治安当局は2016年にウスガ容疑者の拘束作戦を始めたが、活動範囲が広く居場所がつかめなかった。このため同政府は居場所の特定につながる情報の提供者に約80万ドル(約9000万円)の報奨金を提示。米政府も500万ドルを用意した。組織内から寄せられた多くの情報が逮捕に役立ったといい、報奨金はどちらも支払われるという。

拘束作戦には兵士500人以上とヘリコプター22機が参加。ウスガ容疑者は中米パナマとの国境に近いコロンビア北西部アンティオキアで拘束されたという。