今季限りで現役引退する巨人・大竹寛投手(38)が25日、東京ドームで記者会見に臨みました。
「一番の要因はひざのけが。僕もリハビリを頑張って、トレーナーの方に見ていただいたけど、10月に入ってもよくならないと思って決意しました」と20年間の現役生活に区切りをつけた理由を明かしました。
2002年に埼玉・浦和学院高からドラフト1巡目で広島に入団。12年間プレーし、14年にフリーエージェント(FA)で巨人に移籍しています。
会見前、球団関係者と立ち話をする音声スタッフの姿がありました。あまり見られない光景なので不思議がっていた他社のカメラマンもいましたが、だれも気にはしていません。
会見の最後には、投手陣がサプライズで登場し、花束を贈呈。そこで終了かと思われましたが突然、あの音声スタッフがマイクを持って大竹選手に〝突進〟。報道陣から、どよめきと笑い声が響きました。
この音声スタッフ、実は後輩右腕の畠投手で、会見冒頭から報道陣に紛れ込んでいました。
驚いた大竹選手は「ずっと下向いて、仕事熱心な人だと思っていたんだよ」。最後まで爆笑続きの会見は幕を閉じました。
通算成績は376試合に登板し、102勝101敗17セーブ。大のラーメン好きとあって、通算の敗戦数にかけて101杯のカップ麺が会見場の一角に積み上げられ、報道陣にプレゼントされました。
ラーメン好きで、後輩たちから愛された大竹選手らしい、和やかな会見でした。