平成13年2月に広島県福山市の住宅で主婦の大石朝美さん=当時(35)=が殺害された事件で、広島県警は25日に殺人容疑で逮捕した福山市西新涯町の無職、竹森幸三容疑者(67)が、事件後も福山市内で暮らしていたことを明らかにした。
県警によると、大石さんは夫と子供2人の4人暮らしで、事件当時は自宅に生後9カ月の長女と2人でいた。竹森容疑者は、造園業を営んでいたとみられ、事件後も福山市内で暮らしていた。
福山西署で記者会見を開いた捜査1課によると、大石さんの遺族は竹森容疑者と面識がないと話している。
県警によると、竹森容疑者は13年2月6日午後0時45分ごろ、自宅にいた大石さんの腹を果物ナイフで突き刺すなどして殺害した疑い。現場の遺留品から竹森容疑者が捜査線上に浮かんだ。竹森容疑者は「記憶にない」と容疑を否認しているという。
20年前の主婦殺害事件が急展開