花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(845)あと1週間、総選挙「最終予測」

衆院選の街頭演説に集まった有権者ら=19日午後、東京都杉並区(三尾郁恵撮影)
衆院選の街頭演説に集まった有権者ら=19日午後、東京都杉並区(三尾郁恵撮影)

総選挙予測。

今週は『週刊現代』(10/23・30)、『週刊ポスト』(10・29)、『週刊朝日』(10・29)の3誌が「最終予測」。

サブタイトルに各誌、工夫が。

「225議席で過半数割れ 岸田政権で落ちる議員はこの51人」(『現代』)

「自民長老も野党幹部も『あの人はたぶん落ちます』」(『ポスト』)

「岸田新首相の大誤算『自民40議席減』も」(『朝日』、ただしこれがメインタイトル)

『現代』は有馬晴海氏(政治評論家)、松田馨氏(選挙プランナー)、政治部デスク2人の予測。

〈「落ちる議員」(本文では落選の危機に瀕(ひん)する議員)〉とは〈経産大臣の萩生田光一、復興大臣として今回初入閣した西銘恒三郎、さらには石原伸晃元経済再生担当大臣、松島みどり元法務大臣、上川陽子元法務大臣なども、野党の票の動き次第で危険水域に入ってくる〉

「票の動き次第」で「落ちる議員」とされたら本人たち怒るだろう。

『ポスト』は野上忠興氏(政治ジャーナリスト)の予測。〈自民党は小選挙区171議席、比例68議席(中略)衆院での単独過半数(233議席)をなんとか維持〉

〈「落選の危機」「落選の可能性」〉は石原伸晃、菅直人議員ら。

それより注目は〈大幅な議席減となれば、党内の権力バランスに大きな地殻変動が起きる可能性がある〉

まず安倍チルドレンが大量に落選すれば〈安倍氏の発言力は急速に低下〉

二階派は〈衆院議員37人は半数に減る可能性さえある〉〈壊滅の危機〉

『朝日』は野上忠興氏と角谷浩一氏(政治ジャーナリスト)の予測。

立憲民主党に関しては、テレビ番組で政権交代実現の確率を「大谷選手の打率(2割5分7厘)ぐらいの可能性はある」と語った枝野幸男代表に対し、角谷氏が厳しいひと言。

〈「これでは政権が取れるわけがない。野党第1党のポジションが居心地いいということなのでしょう(中略)自民のほうがよほど努力しています。本気度のちがいが出てしまっています」〉

いずれにしろ、あと1週間。

(月刊『Hanada』編集長)