日本の座礁船撤去大幅遅れ モーリシャス

モーリシャスの南東沖で座礁した貨物船「WAKASHIO」の残骸=18日(共同)
モーリシャスの南東沖で座礁した貨物船「WAKASHIO」の残骸=18日(共同)

インド洋の島国モーリシャス沖で昨年夏に日本の貨物船「WAKASHIO」が座礁し燃料の重油が大量流出した事故で、天候不良が続いているため座礁船の撤去作業が予定よりも大幅に遅れていることが分かった。モーリシャス環境・廃棄物処理・気候変動省の幹部が23日までに共同通信の取材に明らかにした。

船体後方部の撤去作業は3月中旬に中断。船主の長鋪汽船(岡山県)は8月「9月後半に作業を再開できることを期待」しているとの見解を示していたが、10月22日時点で再開できていない。

取材に応じたのは同省のシーウーバドゥス環境局長代行。同氏によると、作業船が現場付近で待機しているが波が高く、作業に取りかかれない。後方部は内部に油が残っている可能性があるといい、作業で再流出が起きかねないとの懸念から慎重になっているもようだ。前方部は沖に曳航(えいこう)された後に海中投棄となり、撤去が完了している。(共同)