選挙区を歩く 東京12区

公明「世代交代」の波紋

「東京に風穴を」

一方、池内氏は平成21年から太田氏に挑み続け、26年には次点で比例復活を果たしている。ジェンダーや性暴力の問題を発信し、若者らの支持を集めており、さらに昨年の都議補選で立憲民主党の斉藤里恵氏を応援して以降、立民との共闘体制を「(前回の衆院選よりも)進化させている」(共産関係者)という。

池内氏の選対幹部は今回の衆院選を「正直、チャンスと思っている」と打ち明ける。「東京で共産が風穴をあける選挙区にしたい。共産は東京でまだ勝ったことがないから」と、歴史的な勝利を目指す。

維新新人の阿部氏は、北区を地盤とする同党の参院議員、音喜多駿氏(38)と大学の同級生。選対本部長を音喜多氏が務めており、二人三脚で臨む。

12区は自民候補が不在などの背景から、選挙区で候補者の名前を書かない棄権票(白票)が多いことで知られており、維新の馬場伸幸幹事長は産経新聞の取材に「自民党支持層など、12区の保守層の受け皿にしたい」。さらに無党派層への浸透を目指している。

(浅上あゆみ)

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