立民と共産、公示後初の党首「共演」

市民団体のイベントでの演説を終え、手を振って引き揚げる立憲民主党の枝野代表(中央)=23日夜、東京・新宿
市民団体のイベントでの演説を終え、手を振って引き揚げる立憲民主党の枝野代表(中央)=23日夜、東京・新宿

衆院選(31日投開票)の選挙戦が中盤に入り、立憲民主、共産両党の共闘が本格化した。立民の枝野幸男代表と共産の志位和夫委員長は23日夜、東京都新宿区のJR新宿駅前での街頭演説会にともに参加し、聴衆に支持を訴えた。公示後、両氏が街頭で「共演」するのは初めてだ。

先に演説した志位氏は「野党がここまで本気の共闘の態勢をつくって総選挙を戦うのは戦後初めてだ」と述べ、立民などとの野党共闘で政権交代を目指す考えをアピールした。

枝野氏は志位氏の演説の約20分後に会場に到着。「党派を超えて今の政治をまっとうにしなければならない。命と暮らしを守る政治にしなければならない」と訴えた。

ただ、枝野氏と志位氏は一度も並ばず、枝野氏は演説後、足早に会場を後にし、ステージ脇のテントで待機していた志位氏と言葉を交わす場面もなかった。

両党の候補者らによる「相互支援」も展開された。

東京14区の立民元職は同日午後、共産の田村智子副委員長の墨田区での街頭演説会に駆け付けた。14区では共産が候補擁立を見送り、立民に一本化。元職は田村氏とともに共産の街宣車の前に並び、「市民と野党の統一候補としてこの場に立たせていただき感謝申し上げる」と語った。

田村氏は「政権交代してこそ暮らしに希望が見えてくる。政治を変えるのは私たちの2票だ」と述べ、14区は立民、比例代表は共産への投票を呼びかけると、立民元職も拍手して賛意を示した。最後に両氏はグータッチで健闘を誓った。

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