おもちゃ王国 床抜けた立体迷路 「腐った木が」

迷路施設は平成25年4月にオープン。建築基準法は建物や工作物について、同法の規定を満たすかどうかの確認申請を求めており、園でもジェットコースターや観覧車などのアトラクションは「準用工作物」として、県に建築確認を申請していた。

ただ、立体迷路は屋根や可動のための動力がないため同法の適用対象外となっており、行政に立ち入り調査などの権限はない。県の担当者は「園と施工したメーカーに管理を任せていた」といい、こうした事情がずさんな管理体制を招いた可能性もある。

園側の過失は…兵庫県警が捜査

事故の発生原因とともに今後の焦点となるのは、園側が迷路施設の危険性をどのように認識していたか、また、利用者の安全のためにどのような点検をしていたかだ。

園はボルトの緩みや床にひずみがないかなどのチェック項目があり、従業員が確認して日報に記録していた、とする。ただ、これらの点検の大部分は目視のみで、夜間は電灯がなく暗い部分が目立つ施設内を、時にはペンライトの明かりを頼りに見回るだけだったという。

負傷した女性は「屋根のない建物で雨も降り木も傷みやすいはず。それを分かっていた上で目視だけ、というのはどうなのか。しっかりと原因を究明してほしい」と訴えている。

県警は21日に業務上過失傷害の疑いで園を家宅捜索。過去には、他の遊園地にある同種の迷路施設で同じような事故が起きており、担当者らから事情を聴くなどして過失を問えるか見極める構えだ。(鈴木源也、木津悠介、藤木祥平)

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