米最高裁が中絶訴訟審理へ テキサス州法

米首都ワシントンにある最高裁(AP)
米首都ワシントンにある最高裁(AP)

米最高裁は22日、南部テキサス州で9月に発効した人工妊娠中絶をほぼ禁じる州法に関する訴訟を11月1日に審理すると発表した。一方、州法差し止めの仮処分を求めた司法省の訴えは棄却し、州法は当面効力を保つことになった。

下級審でテキサス州法の合憲性を問う訴訟が続く中、最高裁が飛び越えて審理するのは異例。中絶は米世論を二分するテーマで、公共性の高さを考慮したとみられる。

最高裁は州法の合憲性ではなく、連邦政府が州などに対して、人工妊娠中絶を禁じる法律の施行停止を求めることができるかどうか判断する。

中絶に関わった医療従事者や協力者を、無関係の市民が訴えることを可能にしている州法規定の是非も審理する。判断次第では、中絶反対の保守層が多い州に大きな影響が出そうだ。(共同)