枝野氏、しこり越え静岡で玉木氏・連合と並ぶ

静岡市で街頭演説する立憲民主党の枝野代表=22日夜
静岡市で街頭演説する立憲民主党の枝野代表=22日夜

24日の投開票が目前に迫った参院静岡選挙区補欠選挙で、岸田文雄首相が自民党総裁として半月で2度目の異例の自民候補応援に静岡県入りした21日に続き、22日は立憲民主党の枝野幸男代表が、国民民主党の玉木雄一郎代表、連合の芳野友子会長とともに、推薦する無所属候補の応援演説を行った。静岡県内での3組織トップそろい踏みは初めて。ただ補選告示日の7日も駆け付けた玉木氏や首相と対照的に、枝野氏の静岡入りは最終盤となった。背景には県内での立民・国民間のしこりがある。

2年前の参院選静岡選挙区(改選数2)では、国民の現職がいたが立民は新人を擁立。今回の衆院選も、静岡1区で双方が公認を立てた。中小製造業者のほか鉄道や電力の労組関係者も多い県内では、連合に近い国民が勢力を保持しており、リニアや原発に反対する共産への立民の接近も影を落とす。

県内の衆院選挙区は立民と調整した共産も、参院補選では、衆院比例票や次期参院選も見据えて独自候補を擁立。こうしたなかで立民は、告示前は「(衆院選の)前哨戦になる状況ではない」(福山哲郎幹事長)としていた。

だがこの日の演説で、玉木氏は「3人が集まるのはたぶん最初で最後」、枝野氏は「本当に大変な激戦だからそろって応援している。3人そろえば1足す1が4や5になる。みなさんの力をあわせれば何千倍の力になる。絶対に勝とう」と、そろい踏みの重大さを有権者に強調。自民との大接戦を印象づけた。

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