衆院選京都2区 候補者の横顔

19日に公示された衆院選で、京都府内6選挙区には計20人が立候補した。31日の投開票に向けて、新型コロナウイルス対応や経済対策などを争点に論戦が続いている。候補者の政策や人柄について選挙区ごとに紹介する。(届け出順)

繁本護氏(自前)

2度目の選挙戦。「新型コロナウイルスをどう収束させていくかを訴えながら、アフターコロナ、ウィズコロナでの対応も示さなければならない」と語る。

具体的には、ワクチンの国産化と治療薬の充実、重症化予防対策と地域医療計画の整備への取り組みが必要とする。さらに街づくりには、人づくりも重要だとし、教育行政の重要性も痛感している。

兵庫県姫路市出身。神戸大院修了後、運輸省(現国土交通省)に入省。平成29年に公募で縁の薄い京都から立候補し、比例で初当選を果たした。

前回は支持者も少なかったが、今回は「自分なりにつくった後援会が迎える初の選挙」とし、フル稼働で必勝を目指す。「今回はほぼ任期満了の4年間。これまでと比べると2期分の時間をいただけた」と政策と実績をしっかりと訴えるつもりだ。

前原誠司氏(国前)

「平成の30年間は凋落(ちょうらく)の一途。最大の原因は自民党政治にある」と、今回の選挙では「自民の政治にしっかり風穴を開けたい」と意気込む。

さらに「人づくりにお金をかけてこなかったのも要因」として、全世代型の教育無償化による人材育成を掲げる。これによって出生率も上昇し、少子化対策や格差是正にもつながると持論を展開する。

自ら「ライフワーク」とする外交・防衛は「日米同盟は大事だが、自国は自分の手で守る」ときっぱり。エネルギーや食糧の自給率をあげることも求める。

京都市生まれ。松下政経塾で政治家を志し、平成5年の衆院選で初当選した。旧民主党政権で外相、国土交通相の要職も歴任。熱心な阪神ファンで、「撮り鉄」ぶりはテレビで紹介されるほど有名だ。選挙事務所の壁は、自らのSL作品で埋め尽くされている。

地坂拓晃氏(共新)

前回に続く立候補だが、今回は党府書記長としての重責を担う。「京都2区は党として大事な位置づけ。市民派と野党が力を合わせて2区から政治を変えていきたい」と話す。

またコロナ禍で、若い世代や非正規で働く女性を中心に深刻な実態に置かれているとし、「人の命を守る、地域経済を支えるという当たり前の政治をつくりたい」とも。

大阪市出身で、高校時代から民青同盟で平和活動に参加。平成8年の衆院選で寺前巌氏が京都3区を制すなど党勢の拡大時に、党活動に深くかかわるようになった。

好きな言葉は、米アップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ氏の「ハングリーであれ。愚か者であれ」。古いものを捨てて前に進むことを意味しているが、「私も当たり前を壊して新しい政治をつくっていきたい」と決意を込めた。

中辰哉氏(れ新)

現役のマジシャン。党の山本太郎代表にテレビで演技指導をしたことが縁で政治にかかわることになった。初めて選挙に挑むにあたり、「日本をさらに元気よくし、コロナで大変な中、一人でも多くを支え、守りたい」と決意を述べた。

京都市生まれ。高校で始めたボクシングで将来は有望視された。しかし大学2年時に交通事故で競技生活を断念。リハビリにと、母から贈られたマジックの本に興味を持ち、マジシャンの道へ進む。

17年前には兄を亡くした。摂食障害を苦にした自殺だった。「家族は兄の様子を理解できず、兄は苦しかっただろう」と顔をゆがませる。

家族が一つに支えあえればと結婚相談所も始めたが、それでは物足りずに立候補。「困っている人を豊かにできるかは、自分で政策を実現していくしかない」と語った。

■衆院選京都1区 候補者の横顔

■衆院選京都3区 候補者の横顔

■衆院選京都4区 候補者の横顔

■衆院選京都5区 候補者の横顔

■衆院選京都6区 候補者の横顔