選挙区を歩く 東京18区

旧民主同士の因縁対決

この現状を自民が打開できるかは、国替えしてきた長島氏の知名度を、どこまで高められるかにかかっている。石破茂元幹事長や菅義偉前首相ら有力者が続々と応援入りしており、20日に京王線府中駅近くで行った街頭演説では、「ヒゲの隊長」こと佐藤正久参院議員が駆け付けた。

長島氏はここで安全保障政策の重要性などを訴え、「日本の主権と独立をしっかりと守り抜くことができる、リアリティーのある議論を展開したい」と強調。演説後は市民の一人一人に名刺やチラシを積極的に配って回った。

府中票がカギ?

野党系に勢いがある18区にあって注目されるのは、大票田であり「保守的な土地柄」と評される府中市だ。有権者数は武蔵野市と小金井市を合わせた数に匹敵し、前回選では土屋氏がここで約4万7千票を獲得、菅直人氏に約4千票差をつけた。18区の総計では菅氏が競り勝ったものの、差は僅かに約1千票だった。

また、このときは希望の党の候補者が18区全体で約4万5千票を獲得。これらの票をどこまで取り込めるかも、勝敗に影響しそうだ。

同選挙区には無所属新人の子安正美氏(71)も立候補している。(太田泰)

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