時代祭、コロナ収束祈願 行列中止「来年こそ」

京都三大祭りの最後を飾る「時代祭」の神事が22日、平安神宮(京都市左京区)で営まれた。新型コロナウイルスの影響で昨年に続き、祭りの見せ場である平安から明治維新まで各時代の装束をまとった約2千人の行列は中止となった。

神事には祭りを運営維持する市民組織「平安講社」の役員や各行列の代表者ら約60人が参列。本多和夫宮司が「悪しき流行疫病(はやりえやみ)入り来たり」の文言を盛り込んだコロナ収束を祈願する祝詞を読み上げ、行列で先頭を務める維新勤王隊がしの笛の演奏を奉納した。

平安講社の山田啓二総長(67)は「コロナ禍でも無事に神事を終えることができうれしく思う。ただ、行列がないのは非常に寂しいし、来年はぜひ行いたい」と話した。

同日に例年行われる京都三大奇祭のひとつ「鞍馬(くらま)の火祭」も2年連続の中止となった。今年の京都三大祭りは、5月の葵祭の行列が取りやめとなり、7月の祇園祭も山鉾(やまほこ)建ては一部で実施されたが、巡行は中止となった。