衆院選滋賀2区 候補者の横顔

31日投開票の衆院選は滋賀県の4選挙区で計11人が立候補し、連日激しい舌戦が繰り広げられている。日本の未来を展望する各候補者がどんな人物なのか、その横顔を選挙区ごとに紹介する。(届け出順)

上野賢一郎氏(自前)

4年前の前回衆院選で4選を果たして以降、財務副大臣として日銀の金融政策決定会合に出席。中小企業政策や防災のあり方についても学んできた。「結果を出す」をモットーに、県内のインフラ整備などを前進させてきたと自負している。

地元への強い思いが政治家を志すきっかけだった。長浜市の商店街の荒物屋の長男として生まれた。近所の呉服店や宝石店などが次々に閉店する様子を目の当たりにし、「地域社会の問題を解決する仕事がしたい」と決意。旧自治省時代に岩手県へ出向した際、当時の増田寛也知事からの指令で県内をくまなく回り、現場の声を多く聞いた経験は今も生かされている。

根っからの祭り好きで、地元の長浜曳山まつりには小学生のときに2回、役者として参加し、今年は子供が祭りに携わった。趣味はミュージカル鑑賞とミステリー小説。ミュージカルは「レ・ミゼラブル」がお気に入りで「30回くらいは見た」という。新型コロナウイルス禍で文化的な活動やスポーツなどが制限されたことによる地域のコミュニティーへの影響を懸念しており、「早くコロナに打ち勝って日常を取り戻せるようにしたい」と意気込む。

田島一成氏(立元)

希望の党の公認候補として挑むも落選した前回衆院選から4年。その間、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、政治家としての進退を思い悩む時期もあったが、安倍・菅両政権の運営を見聞きする度に「自分が解決しなければ誰もやらない課題がある」と、国政への再挑戦を決意した。

政府の新型コロナ対応を「初動対応が遅れた」と批判する。保健所の人員不足やワクチン供給、飲食店への支援策などを挙げ、「コロナ後にエンジンをかけようにも壊れている、とならないよう、きちんとした総括が必要だ」と訴える。

環境問題にも熱心に取り組む。旧民主党政権時に環境副大臣を務め、水俣病の問題や、琵琶湖再生法の制定に携わった。特に琵琶湖での漁業の衰退に危機感を抱いており、化学物質の使用に関する政策や、自然環境の保全に向けた課題を解決したいとの思いが強い。

この4年間はスーパーで食材を買い、家族の弁当を作るなど主夫業を経験。母が世話する家庭菜園から収穫した野菜で手料理をふるまう。得意料理はだし巻きで「卵の価格を通して物流や小売業の勉強ができた。日々の生活の延長に政治があると実感した」という。

■衆院選滋賀1区 候補者の横顔

■衆院選滋賀3区 候補者の横顔

■衆院選滋賀4区 候補者の横顔