週刊新潮の実名報道は「少年法違反」 山梨県弁護士会会長が非難

甲府市放火事件で、甲府地検に入る容疑者の少年を乗せた車=14日午後
甲府市放火事件で、甲府地検に入る容疑者の少年を乗せた車=14日午後

甲府市で住宅が放火され、夫婦が死亡した事件で、同居する次女への傷害容疑で逮捕された少年(19)の実名や顔写真を今週発売の週刊新潮が掲載したことに対し、山梨県弁護士会は21日、「少年法61条に反し、断じて許容されない」とする八巻(やまき)力也会長の談話を発表した。出版社側に今後送付する。

18、19歳を厳罰化する改正少年法は5月に成立し、来年4月1日に施行される。談話では、実名などを報道できるのは、18、19歳の時に起こした罪で施行日以降に起訴された場合に限られると指摘し、現行法に違反すると非難した。

インターネットの普及で犯罪歴が半永久的に閲覧可能となる現状にも触れ、施行後も「報道機関は少年の更生や社会復帰を阻害する危険性を認識してほしい」と求めた。