行動緩和の実証実験、京都の23店で開始

京都市内の日本料理店で始まった「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験。利用者は受付でワクチンの接種証明書を掲示した=21日、京都市右京区(渡辺恭晃撮影)
京都市内の日本料理店で始まった「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験。利用者は受付でワクチンの接種証明書を掲示した=21日、京都市右京区(渡辺恭晃撮影)

新型コロナウイルスのワクチン接種済証の提示などで行動制限を緩和する実証実験「ワクチン・検査パッケージ」が21日、京都府内の日本料理店23店で始まった。客側に接種済証やPCR検査の陰性証明の提示を来店時に求めることを条件に、店側は5人以上の会食や営業時間の延長が認められる。期間は11月3日まで。

京都市右京区の料亭「嵐山辨慶(べんけい)」には正午ごろ、男性6人のグループが予約の上、来店。アルコール消毒と検温を済ませた後、2回接種を受けたことを示す接種券と身分証明書を示して入店した。

来店した同市左京区の会社経営、岡野真之さん(47)は「一緒に食事をする人が互いに安心するためにやるべきこと」。同店の運営会社社長、磯橋輝彦社長は「外食や観光産業はコロナで打撃を受けている。今回の取り組みが『ニューノーマル』の一助になれば」と話した。

府の実験では、証明確認など業務にかかる手間や負担を調査。室内の二酸化炭素濃度を測定して換気の効果も調べるほか、利用客に対してアンケートも行う。

実験は22日以降、北海道や福岡県などでも順次始まる予定。