仙台「正論」懇話会

対中圧力弱める米国、日本は慎重な対応を 島田洋一・福井県立大教授が講演

講演する福井県立大学教授の島田洋一氏=21日、仙台市青葉区
講演する福井県立大学教授の島田洋一氏=21日、仙台市青葉区

仙台「正論」懇話会の第63回講演会が21日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で開かれ、福井県立大教授の島田洋一氏が「揺らぐアメリカと日本」と題して講演した。島田氏は、バイデン米政権が気候変動問題を安全保障上の最大の脅威と位置付け、脱炭素化に向けて「中国との協力に言及している」と述べ、対中圧力を弱める同政権の姿勢に懸念を示した。

一方で「トランプ前大統領や野党の共和党は最大の脅威を中国共産党としている」とした上で、来年の米中間選挙で共和党が議会の多数派となれば「相当の権力が共和党に移行する」と強調。今後、日本企業が中国への投資を増やせば「米国の風向きが逆になったとき、中国に〝人質〟を相当取られることになる」と述べ、日本は慎重に対応すべきだとの考えを示した。

講演会は、感染症対策を徹底して開催された。