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台湾珈琲③ 飲み口優しく 個性豊かな味わい

台湾珈琲の豆とコーヒー
台湾珈琲の豆とコーヒー

高品質なコーヒー豆の産地として注目されている、台湾。台湾産コーヒー豆「台湾珈琲」=写真=の魅力は、優しい飲み口と個性豊かな味わいだ。

「お茶を思わせる、軽やかで優しい舌触りのコーヒーが多い」と評するのは、神奈川県平塚市のコーヒー販売会社「いつか」の近藤啓社長。焙煎(ばいせん)技術を競う「ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ」優勝経験者として、台湾行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)水土保持局に協力している。台湾のコーヒー事情に詳しく、現地の農園やカフェで働いた経験もある。

一般的にコーヒーの風味は産地や品種、精製方法によるが、台湾珈琲では「品種や産地の違いよりも農園の育て方や精製法による影響が大きい」と説明する。例えば、世界中で愛される「ゲイシャ」種では、同じ雲林県でもトロピカルフルーツのような味わいのものもあれば、ジャスミンのように洗練された香りと繊細な味わいのものもあり、嘉義県の農園産ではマンゴーやオレンジなどさまざまな果物の味わいが楽しめるという。

「焙煎やテイスティング技術を持つ農家もおり、豆本来の魅力を引き出すのがうまい。近年どの産地も質が向上している」と称賛する。

「台湾は日本から距離的にも近い。コロナが収束したら、ぜひコーヒー農園を訪れてほしい」と話している。(取材協力 台湾行政院農業委員会水土保持局)