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〈学食訪問〉専修大学「100円朝食」 滋味あふれる「スープライス」

専修大学100円朝食事業で提供されているスープご飯
専修大学100円朝食事業で提供されているスープご飯

東京と神奈川にキャンパスを持つ専修大学。平成26年から約7年間にわたり、100円朝食の提供に取り組んでいる。神田キャンパス(東京都千代田区)の新校舎でも、学食メニューとしては珍しいスープご飯を登場させ、今年6月1日から7月21日まで提供。コロナ禍に対応しながら、学生生活の土台となる体調管理サポートを継続している。

「授業前の短い時間に、手軽に食べられ、栄養があり、重すぎないものと考えた。スープご飯に決めたが、どのような印象を持たれるかな…と最初は心配していた」。昨年4月に運用開始した新校舎、神田10号館7階学生食堂の星野義行店長はそう振り返る。

スープご飯には学生への気遣いが詰め込まれている。スープは約360ccとラーメン1杯分。ご飯は100グラムでおにぎり1個分。スープを飲み干すことを前提に塩分控えめ。「蒸し鶏と水菜の旨塩スープライス」=写真=をはじめ、中華風からカレー味まで、日替わりであきない工夫もされている。アンケートでは、「電車の冷房で冷えた身体があたたまった」「食後も眠くならない」といった声が寄せられている。

同大では26年、体調管理や生活リズム構築を目指し、100円朝食の提供を試験的に開始した。学生や保護者らの反響は大きく、今に続く事業となった。生田キャンパス(川崎市)では2カ所の食堂で日替わり定食などを提供。神田キャンパスでは、スープご飯の提供を続けていく予定だという。

星野店長は「対面授業が再開されれば、活気も出てくると思う。学生食堂は安くて、ボリュームがあって、おいしいことが大切。コロナ禍ではあるが、コミュニケーションの場として活用してもらえるよう工夫していく」と話している。