産業用ロボットや工作機械の最新技術を紹介する国内最大級の展示会「メカトロテックジャパン2021」が20日、名古屋市のポートメッセなごやで始まった。国内外から精密機器やロボットのメーカーなど計426社・団体が集まり、製造現場や物流業界などで使われる最先端の機械が披露された。開催は23日まで。
展示会では、人手不足が課題となっている物流倉庫や病院などで活用が期待される機械が注目を集めた。遠隔操作された輸送ロボットが接着剤や巻き尺を手に取った後、エレベーターのボタンを押して狭い道を自走。周りには実演を一目見ようと人だかりができていた。
また、人工知能(AI)搭載の箱詰めロボットは、左手でビール缶を一つ一つ丁寧に箱に詰めていき、右手でラベルの向きを調整。製造現場の労働力不足を解消し、将来的に人との協働を目指すという。